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草壁シトヒ
ブロガー
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グラボ不要?『Ryzen APU』で快適ゲーム生活を実現

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CPUとGPUの両方を1つのチップに統合した「APU(Accelerated Processing Unit)」は、AMDが提案する新たなPCスタイルです。

特にRyzen APUは、近年その性能を大きく向上させており、エントリーゲーマーや省スペースPCを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。

この記事では、グラフィックボード(グラボ)不要でゲームが快適にプレイできるRyzen APUの実力と、そのメリット・デメリットを詳しく解説します。

タップできる目次

APUとは?Ryzen APUの基本を理解しよう

APUの仕組みと特長を理解することで、その魅力と利便性が見えてきます。Ryzen APUがどのような技術で成り立っているのかを丁寧に説明します。

CPUとGPUを1つにまとめた仕組み

APUとは、CPUとGPUを1つのチップに統合したAMD独自のプロセッサです。

一般的に、ゲームや映像処理にはグラボが必要ですが、APUなら単体で映像出力やゲームプレイが可能です。

この統合により、コスト削減や省スペース化を実現できます。

Ryzen APUが選ばれる理由

Ryzen APUは、高性能な「Zen」アーキテクチャと、内蔵Radeonグラフィックスを搭載しています。

たとえば「Ryzen 7 8700G」は、内蔵GPUながらも多くの3Dゲームが快適に動作します。

特に軽量〜中量級のタイトルに強く、カジュアルゲーマーにとって理想的です。

APUのメリットと役割

APUの最大の魅力は、グラボを使わずともゲームや動画編集などに対応できる点です。

また、静音性や省エネ性も高く、コンパクトなPCを自作したい人におすすめです。

さらに、価格と性能のバランスが優れており、初心者にも扱いやすい構成です。

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Ryzen 8000Gシリーズの性能に迫る

最新のRyzen 8000Gシリーズは、前世代と比べて大幅に進化しています。その特徴や、どんなゲームがプレイできるかを具体的に解説します。

統合グラフィックスの進化

Ryzen 8000Gシリーズに搭載されているRadeonグラフィックスは、従来のAPUを凌駕する性能を発揮します。

「Ryzen 5 8600G」や「Ryzen 7 8700G」は、フルHD解像度で多くの人気ゲームを30〜60fpsでプレイ可能です。

グラフィック設定を調整すれば、さらに滑らかな動作が期待できます。

ベンチマークから見るゲーム性能

いくつかの代表的なタイトルを基準に、Ryzen APUのゲーム性能を紹介します。

ゲームタイトル平均FPS(FHD/中設定)動作の快適さ
Fortnite(フォートナイト)約60fps十分快適
Apex Legends約45fps設定調整で快適
Minecraft90fps以上非常に快適
Valorant約100fps競技プレイも対応可能

軽量〜中量級ゲームは問題なく、グラボなしでも幅広いジャンルのゲームがプレイできます。

省電力性と静音性も魅力

Ryzen APUは消費電力が少なく、電源や冷却の面でも有利です。

特に小型ケースや静音志向の自作PCにとって理想的です。

ファンの回転数が抑えられるため、ゲーム中の騒音が気にならないのもポイントです。

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Ryzen APUのデメリットと注意点

性能や利便性が魅力のRyzen APUですが、もちろんデメリットも存在します。用途や環境によっては、別途グラボが必要になることもあります。

重量級ゲームには不向き

「Cyberpunk 2077」や「Starfield」など、グラフィック負荷が高いAAAタイトルは厳しい場面もあります。

高解像度や高フレームレートで快適にプレイしたいなら、専用グラボが必要です。

ゲームのジャンルによって、Ryzen APUの適性を見極めることが重要です。

拡張性の制限

Ryzen APUを使う構成では、将来的なGPUアップグレードを見越した設計が求められます。

マザーボードの対応や電源容量、冷却能力なども慎重に確認する必要があります。

特にMini-ITXのようなコンパクトPCでは、構成の自由度が制限されるケースもあります。

メモリ性能がゲーム体験を左右する

APUはメモリとGPUが共有されるため、メモリの速度や容量が性能に大きく影響します。

推奨はDDR5 6000MHz以上、16GB以上の構成です。

メモリに妥協すると、本来のパフォーマンスが発揮されない場合があります。

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Ryzen APUで始める自作PCのすすめ

自作PC初心者や予算を抑えたいユーザーにとって、Ryzen APUは非常に有効な選択肢です。具体的な構成例と、自作のポイントを紹介します。

予算10万円前後で組める構成例

以下は、Ryzen APUを使ったコストパフォーマンス重視の構成例です。

パーツ型番例価格目安
CPU/APURyzen 5 8600G約35,000円
マザーボードB650チップセット搭載約18,000円
メモリDDR5-6000 16GB約10,000円
SSDNVMe 1TB約9,000円
電源550W 80+ Bronze約6,000円
ケースMicroATX対応小型ケース約7,000円
合計約85,000円〜

この構成で、一般的なPC作業から軽〜中量級のゲームまで幅広く対応できます。

コンパクトなゲーミングPCも実現可能

Ryzen APUを使えば、Mini-ITXケースを使った小型PCもスムーズに構成できます。

グラボを省略できるため、冷却や電源にも余裕ができ、部屋のインテリアにも馴染みやすいです。

テレビ下やデスク周りに設置する場合にも最適です。

自作時の注意ポイント

APU利用時には、BIOSの更新やマザーボードの初期対応も確認しましょう。

また、メモリの相性や冷却パーツの高さにも注意が必要です。

構成のバランスを考えながら、自分に合ったPCを作ることが大切です。

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まとめ

Ryzen APUは、グラボなしでもゲームや日常用途に十分対応できる高性能プロセッサです。

統合型Radeonグラフィックスにより、省スペース・省電力・高コスパを実現しており、特に初心者やコンパクトPC志向のユーザーにとって非常に魅力的です。

ただし、重いゲームをプレイしたい場合や今後の拡張性を求める場合は、構成の見直しが必要です。

「ゲームもしたいけど、グラボは高すぎる…」そんな悩みを解決する選択肢として、Ryzen APUは確実に検討に値します。

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