e元素(E-YOOSO)のキーボードは、その高いコストパフォーマンスで多くのユーザーから支持されています。私もその魅力に惹かれた一人で、多彩なライティング機能に日々感動しています。しかし、このキーボードの色の変え方が分からず、戸惑っている方も少なくありません。
この記事では、私が実践しているe元素キーボードの色の変更方法を、Fnキーを使った簡単なショートカットから専用ソフトウェアを使った高度なカスタマイズまで、モデル別に徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたのキーボードも思いのままの色彩に輝き始めます。
Fnキーで簡単!キーボードショートカットで色を変える方法
専用ソフトウェアのインストールは少し面倒だと感じるかもしれません。そんなときは、キーボードに搭載されているショートカット機能だけで、ライティングを素早く変更できます。
Fnキーとは?ライティング変更の基本
Fnキーは、他のキーと組み合わせることで、さまざまな追加機能を引き出すための特別なキーです。音量調整やメディア再生といった刻印されている機能だけでなく、説明書に書かれていないライティングパターンの変更も、このFnキーが鍵を握ります。
多くのe元素キーボードでは、Fnキーと特定のキーを同時に押すことで、光り方のパターンや色、明るさ、速度を直感的に操作できます。ソフトウェアを使わずに、その場の気分でキーボードの表情を変えられる手軽さが最大の魅力です。
全モデル共通で試したい基本ショートカット
e元素キーボードには非常に多くのモデルが存在しますが、多くの製品で共通して使える可能性が高い基本的なショートカットがあります。お手元のキーボードでどのキーが対応しているか、まずは以下の組み合わせから試してみるのがおすすめです。
- ライティングパターンの変更|FN + INS / PGDN / Page Up / Page Down
- 明るさの調整|FN + ↑ / ↓ (矢印キー)
- アニメーション速度の調整|FN + ← / → (矢印キー)
- 単色への切り替え|FN + \ / Tab / DEL
これらのキーは、キーボードのレイアウトによって配置が異なります。特に60%キーボードなどのコンパクトなモデルでは、PGDNキーなどが独立して存在しない場合もあるため、INSキーなどを試す価値があります。
モデル別ショートカット一覧
モデルごとにショートカットは微妙に、あるいは全く異なります。私が調査した主要モデルごとの具体的なキーコンビネーションを一覧表にまとめました。ご自身のモデルに合った設定方法を見つけてください。
機能 | キーコンビネーション | 主な対応モデル | 備考 |
ライティングパターン変更 | FN + PGDN | Z-88, 一般 | 最も一般的な組み合わせです。 |
FN + INS | K60, K620, 一般 | PGDNキーがない小型キーボードで多用されます。 | |
FN2 + Alt | Z-11 | FNキーが複数あるモデルの例です。 | |
FN1 + PAGEUP | Z-686 | このモデル独自の組み合わせです。 | |
単色の切り替え | FN + "+" / "-" | 一般 (特に赤軸モデル) | 7色の単色を順番に切り替えます。 |
FN + DEL | Z-88, 一般 | 単色を選択するモードに入ります。 | |
FN + \\ | Z-11T, 一般 | 単色モードに直接切り替えます。 | |
カスタムモード(キー単位) | FN1 + Backspace | Z-686 | ソフトウェアなしでキーごとの色を設定できる特殊機能です。 |
この表にないモデルでも、類似のキーコンビネーションで動作することがあります。諦めずにいろいろな組み合わせを試すことで、隠された機能が見つかるかもしれません。
こだわり派向け!専用ソフトウェアで自由自在にカスタマイズ
Fnキーのプリセットパターンだけでは満足できない、もっと自分だけのオリジナルな光らせ方を追求したい。そんなこだわり派のあなたには、専用ソフトウェアの導入が絶対におすすめです。
ソフトウェアで実現する高度なカスタマイズ
専用ソフトウェアを使えば、Fnキーだけでは届かなかった領域の、まさに完全なカスタマイズが実現します。私がソフトウェアを使う理由は、その圧倒的な自由度にあります。
- キー単位でのRGB設定|100以上のキーそれぞれに、1680万色の中から好きな色を割り当てられます。
- プロファイルの作成と保存|ゲーム用、仕事用など、用途に合わせたライティング設定を複数保存し、瞬時に切り替えられます。
- 高度なパフォーマンス設定|ラピッドトリガーなど、ゲーミング性能を最大限に引き出す設定ができます。
- マクロとキー割り当て|複雑なコマンドをワンタッチで実行するマクロや、キー配置の変更も思いのままです。
特にHzシリーズのような高性能モデルの真価は、ソフトウェアなしでは発揮できません。ライティングだけでなく、キーボードの性能そのものを自分仕様にチューニングできます。
正しいソフトウェアの見つけ方とインストール手順
e元素のソフトウェアを見つけるのは、少しだけコツがいります。以下の手順に従えば、迷うことなくご自身のモデルに合った正しいソフトウェアを導入できます。
- 公式サイトにアクセスする|ソフトウェアは公式サイト「http://www.eyspc.cn/server.aspx?code=0301」で配布されています。
- 自分のモデル名を探す|リストの中から、お使いのキーボードのモデル名と完全に一致するものを慎重に探します。モデル名はキーボードの裏面のラベルで確認できます。
- ダウンロードとインストール|該当するモデルの「Down」または「Link」ボタンをクリックし、インストーラーをダウンロードします。ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
海外のサイトなので少し不安に思うかもしれませんが、これが公式の配布元です。落ち着いて自分のモデル名を探すことが重要です。
色変更だけじゃない!e元素キーボードの隠れた実力
e元素キーボード、特にHzシリーズなどのゲーミングモデルは、美しいライティング機能だけでなく、ゲームの勝敗を左右するほどの強力なパフォーマンスチューニング機能を秘めています。
ゲーマー必見のパフォーマンス向上機能
私がe元素キーボードを使い続ける理由の一つが、この価格帯では考えられないほどの高性能なゲーミング機能です。
ラピッドトリガー
この機能は、キーが少しでも浮き上がった瞬間にキー入力をオフにし、即座に次の入力を受け付けるようにする技術です。FPSゲームでの急なストッピングや、音楽ゲームでの高速連打など、コンマ1秒を争う場面で絶大な効果を発揮します。
アクチュエーションポイント調整
キーをどれだけ押し込んだら反応するかを、0.1mm単位で細かく設定できます。触れるだけで反応する超高速設定から、誤入力を防ぐために深く押し込む設定まで、自分のプレイスタイルに完璧に合わせたキーの応答性を手に入れられます。
作業効率アップ!キー割り当てとマクロ設定
ゲームだけでなく、日常の作業効率を劇的に向上させる機能も充実しています。
キーの再割り当て(リマッピング)
普段使わないCapsLockキーを、多用するCtrlキーやDeleteキーに変更するなど、自分の使いやすいようにキーボードの配列自体をカスタマイズできます。一度この便利さを知ると、もう元の配列には戻れません。
マクロの作成
一連のキー操作を記録し、ワンタッチで再現する機能です。デザインソフトで決まったエフェクトをかける、プログラミングで定型コードを挿入するなど、あらゆる反復作業を自動化し、生産性を飛躍的に高めます。
困ったときの解決策|トラブルシューティング
多機能なe元素キーボードを使っていると、時には予期せぬ問題に直面することもあります。ここでは、私が実際に経験したり調べたりした、よくある問題とその解決策を紹介します。
最終手段|キーボードの工場出荷時リセット方法
何を試してもうまくいかない場合の最終手段が、工場出荷時リセットです。これにより、キーボードの設定がすべて購入時の状態に戻ります。リセット用のキーコンビネーションは公式には案内されていませんが、ユーザーの間で以下の組み合わせが報告されています。
- FN + ESC
- ESC + FN + ALT
これらのコマンドはモデルによって異なるため、一つが機能しなくても、別の組み合わせを試す価値があります。動作が不安定になったときは、このリセット操作が最も確実で手っ取り早い解決策となるでしょう。
まとめ

e元素キーボードのライティングカスタマイズは、決して難しいものではありません。Fnキーを使った手軽な変更から、ソフトウェアを使った無限の可能性を秘めたカスタマイズまで、多彩な方法が用意されています。
まずはFnキーのショートカットを駆使して、キーボードに内蔵されたさまざまなエフェクトを体験してみてください。それだけでも、あなたのデスク環境は一気に華やかになります。
そして、お使いのモデルがRGB対応なら、ぜひ専用ソフトウェアの導入に挑戦してください。キー一つ一つに魂を込めて作り上げたあなただけのライティングプロファイルは、最高の満足感を与えてくれます。このガイドが、あなたの理想のデスクトップ環境を構築する一助となれば幸いです。