マインクラフト(Minecraft)で友達とマルチプレイを楽しむには、ポート開放が必要です。ポート開放を行うことで、自宅のサーバーに他のプレイヤーが接続できるようになります。
本記事では、ポート開放の手順や注意点、セキュリティ対策まで詳しく解説します。初心者でも簡単に設定できるよう、分かりやすく説明するので、ぜひ参考にしてください。
マイクラのマルチプレイにポート開放が必要な理由

マインクラフトでマルチプレイを行うには、サーバーを立てる必要があります。しかし、デフォルトの設定では外部から接続できません。
ポート開放を行うことで、以下のようなメリットがあります。
- 友達と自由に遊べる:公式サーバーを使わず、自分の好きな設定でプレイ可能
- サーバー管理がしやすい:MODの導入やルール設定が自由
- ラグが少ない:自分の環境で最適なプレイができる
ただし、セキュリティリスクも伴うため、適切な設定が重要です。
ポート開放の基本手順

ポート開放には、いくつかのステップがあります。ルーターの種類によって操作が異なるため、メーカーのマニュアルも確認しましょう。
ルーターの設定画面にアクセス
まず、ルーターの設定画面を開きます。
- ルーターのIPアドレスを確認
- 通常、「192.168.1.1」または「192.168.0.1」
- コマンドプロンプトで「ipconfig」を実行すると確認可能
- ブラウザでIPアドレスを入力
- Webブラウザを開き、アドレスバーにルーターのIPを入力
- ユーザー名とパスワードを入力してログイン(初期設定はマニュアルを参照)
ポートフォワーディングの設定
次に、ポートフォワーディングを設定します。
- 「WAN」または「ポートフォワーディング」の項目を開く
- ポート番号 25565(TCP) を開放
- サーバーをホストするPCのローカルIPアドレスを指定
- 設定を保存し、ルーターを再起動
Windowsファイアウォールの設定
ルーターでポートを開放しても、PCのファイアウォールがブロックしていると接続できません。
- Windowsの「ファイアウォールとネットワーク保護」を開く
- 「詳細設定」→「受信の規則」を選択
- 新しい規則を作成し、ポート25565(TCP)を許可
- 適用して保存
サーバー設定の確認
マイクラのサーバーソフトの設定ファイル(server.properties
)を編集します。
server-port=25565
に設定online-mode=true
(オフラインモードにする場合はfalse)server-ip=
(基本的には空白のまま)
ポート開放の確認方法

ポート開放の設定が正しくできているかどうかを確認することは非常に重要です。設定が間違っていると、友達がサーバーに接続できません。
ポート開放の確認方法として、以下の2つの方法があります。
- オンラインツールを使って外部からのアクセスをチェックする
- 友達に接続してもらい、実際に動作確認する
それぞれ詳しく解説します。
オンラインツールを使う
ポートが正常に開放されているかどうかは、専用のオンラインツールを使って簡単に確認できます。
これらのツールは、指定したポートが外部からアクセス可能かどうかをチェックしてくれる便利なサービスです。
代表的なポートチェックツール
以下のような無料ツールを使用すると簡単にチェックできます。
ツール名 | URL |
---|---|
YouGetSignal | https://www.yougetsignal.com/tools/open-ports/ |
CanYouSeeMe | https://www.canyouseeme.org/ |
Port Checker | https://www.portchecktool.com/ |
チェック手順
- オンラインツールにアクセスする
YouGetSignalを開きます。 - グローバルIPアドレスを確認する
通常、オンラインツールのページを開くと、自動的に現在のグローバルIPアドレスが表示されます。 - ポート番号を入力する
マインクラフトのデフォルトポート 25565 を入力します。 - 「Check」や「Test」ボタンを押す
- 結果を確認する
- 「Open(開いている)」と表示される → ポート開放成功
- 「Closed(閉じている)」や「Timed Out(タイムアウト)」と表示される → ポート開放に失敗している
ポートが閉じている場合の対処法
もし「Closed」と表示された場合、以下の点を確認してください。
- ルーターのポートフォワーディング設定が正しく行われているか
- ポート番号が間違っていないか(25565になっているか)
- ファイアウォールの設定でポートがブロックされていないか
- PCのIPアドレスが変わっていないか(固定IPを設定するのが理想)
- ルーターを再起動して、設定が適用されているかを確認する
これらを確認したうえで、再度オンラインツールを使ってチェックしてください。
友達に接続してもらう
オンラインツールでポートが開放されていることを確認したら、実際に友達に接続してもらいましょう。
友達に教える情報
友達があなたのサーバーに接続するには、以下の情報が必要です。
設定項目 | 内容 |
---|---|
グローバルIPアドレス | https://www.whatismyip.com/ などで確認可能 |
ポート番号 | 25565(変更している場合はその番号) |
接続先アドレスの例 | xxx.xxx.xxx.xxx:25565 (xxxはグローバルIP) |
接続手順(友達側)
- マインクラフトを起動する
- 「マルチプレイ」メニューを開く
- 「サーバーを追加」または「直接接続」を選択する
- 接続先アドレス(例:
123.456.789.012:25565
)を入力 - 「接続」を押す
正常に接続できた場合
- 友達がサーバーにログインできたら、ポート開放は成功です。
- サーバー側で「xxxさんがログインしました」というログが表示されるのを確認してください。
接続できない場合のチェックポイント
友達がサーバーに接続できない場合、以下の点をチェックしてください。
チェック項目 | 解決策 |
---|---|
ポートが開いているか | オンラインツールで再確認 |
入力したIPアドレスが正しいか | whatismyip.com などで最新のグローバルIPを確認 |
サーバーが起動しているか | server.properties の設定を見直し、サーバーを再起動 |
ファイアウォールがブロックしていないか | 例外ルールを追加して許可 |
ルーターの設定が正しいか | ポートフォワーディングのIPアドレスを再確認 |
セキュリティ対策と注意点

ポート開放はマイクラのマルチプレイを楽しむために必要ですが、セキュリティリスクを伴います。
外部からのアクセスを許可するため、不正アクセスやサーバーの乗っ取り、悪意のあるユーザーによる攻撃を受ける可能性があります。
ここでは、安全にポート開放を行うための セキュリティ対策 を詳しく解説します。
不正アクセスを防ぐ方法
ポートを開放すると、マイクラのサーバーだけでなく、PCやネットワーク全体に影響を与える可能性があります。不正アクセスを防ぐために、以下の対策を実施しましょう。
1. 信頼できるプレイヤー以外にIPアドレスを教えない
グローバルIPアドレスが分かると、誰でもサーバーに接続を試みることができます。信頼できる友達だけにIPアドレスを共有し、不特定多数に公開しないようにしましょう。
対策:
- 友達に直接IPアドレスを伝え、SNSや掲示板には載せない
- 必要ならば ホワイトリスト(whitelist.json) を利用し、許可したプレイヤーのみ接続可能にする
2. オンラインモードを「true」に設定する
サーバーの設定ファイル 「server.properties」 には、online-mode=true
という項目があります。これは、Mojangの認証サーバーを通じてプレイヤーのアカウントを確認する設定です。
もし false にすると…
- 正規のマインクラフトアカウントを持っていないプレイヤーでもサーバーに接続可能
- なりすましや荒らしのリスクが高まる
設定方法:
server.properties
を開くonline-mode=true
に設定(デフォルトで true になっています)- 保存してサーバーを再起動
3. ファイアウォールで特定のIPアドレスのみ許可する
Windowsファイアウォールやルーターの設定を変更し、特定のIPアドレスからの接続のみ許可することで、不要なアクセスを防ぐことができます。
Windowsファイアウォールで特定のIPアドレスのみ許可する方法:
- 「Windows Defender ファイアウォール」 を開く
- 「詳細設定」 → 「受信の規則」 を選択
- 「新しい規則の作成」 → 「ポート」 を選択
- TCP 25565 を指定し、「許可するIPアドレス」を追加
- 設定を保存して適用
4. 定期的にサーバーログを確認する
マインクラフトサーバーは、接続したプレイヤーや実行されたコマンドをログファイルに記録します。不審なプレイヤーがいないか定期的に確認しましょう。
ログの確認方法:
- 「logs」フォルダを開く(マイクラサーバーのフォルダ内にあります)
- 最新のログファイル(
latest.log
)を開く - 不明なIPアドレスや、見覚えのないプレイヤーの接続がないか確認
不審なプレイヤーがいた場合の対策:
/ban <プレイヤー名>
でBANする/whitelist add <プレイヤー名>
でホワイトリストを設定
ルーターの設定ミスに注意
ポート開放はルーターの設定を変更する作業なので、誤った設定をすると ネットワークのセキュリティが脆弱 になったり、意図しないポートが開放されることがあります。
設定を行う際は、以下の点に注意してください。
1. 間違ったIPアドレスを設定しない
ポートフォワーディングを設定する際は、 開放する宛先のIPアドレス を 自分のPCのローカルIPアドレス にする必要があります。間違えると、他の機器に影響が出ることもあります。
正しいIPアドレスの確認方法:
- Windowsで「cmd」(コマンドプロンプト)を開く
ipconfig
を入力し、 IPv4アドレス(例:192.168.1.100) を確認- ルーターのポートフォワーディング設定で、このアドレスを指定する
2. 不要なポートを開放しない
ポート開放は、指定したポートをインターネットに公開することになります。間違えて他のポート(例えば 3389(リモートデスクトップ) や 80(Webサーバー))を開放すると、思わぬセキュリティリスクが発生します。
確認するポイント:
- 25565 以外のポートを開放していないか確認
- 「UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)」を無効にする(一部のルーターは自動でポートを開放してしまうため)
3. ルーターの管理パスワードを変更する
ルーターの管理画面にアクセスするためのパスワードは、初期設定のままだと簡単に突破される可能性があります。必ず 複雑なパスワードに変更 しましょう。
設定方法:
- ルーターの設定画面にログイン
- 「管理設定」または「セキュリティ設定」 を開く
- パスワードを変更する(英数字・記号を含む強力なものに)
4. ルーターのファームウェアを最新に保つ
古いファームウェア(ルーターの内部ソフトウェア)には 脆弱性 があることがあります。メーカーが提供する最新バージョンに更新することで、セキュリティリスクを軽減できます。
ファームウェア更新の手順:
- ルーターの設定画面にアクセス
- 「ファームウェア更新」または「システム更新」 の項目を探す
- 最新バージョンがあれば適用する
追加設定で快適なマルチプレイ環境を作る

ポート開放が完了したら、さらに快適なマルチプレイ環境を作るために追加設定を行いましょう。
特に、IPアドレスの固定 と DDNS(ダイナミックDNS)の利用 は、サーバーの安定性を向上させるために非常に重要です。
IPアドレスを固定する
ポート開放を行う際に指定するIPアドレスは、通常「ローカルIPアドレス(内部IPアドレス)」です。しかし、ルーターを再起動すると、PCのローカルIPアドレスが変わることがあり、その結果ポート開放の設定が無効になってしまうことがあります。
これを防ぐために、IPアドレスを固定 しておくと便利です。
IPアドレスが変わると起こる問題
- ポートフォワーディングの設定が無効になり、友達が接続できなくなる
- 毎回ルーターの設定画面を開いて修正しなければならない
こうした手間を省くためにも、ローカルIPアドレスを固定しましょう。
IPアドレスを固定する方法(Windowsの場合)
- 現在のローカルIPアドレスを確認する
- 「Windowsキー + R」を押して「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを開く
ipconfig
と入力し、「IPv4 アドレス」を確認する(例:192.168.1.100)
- ルーターの管理画面にアクセスする
- ブラウザを開き、ルーターのIPアドレス(例:192.168.1.1)を入力して管理画面にログイン
- DHCP設定を変更する(ルーター側で固定)
- 「LAN設定」や「DHCP設定」の項目を探す
- PCのMACアドレスを指定し、同じIPアドレスを割り当てる(例:192.168.1.100)
- 手動でIPアドレスを固定する(Windows側で固定)
- 「ネットワークとインターネットの設定」を開く
- 「アダプターのオプションを変更する」をクリック
- 使用しているネットワークを右クリックして「プロパティ」を開く
- 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」を開く
- 「次のIPアドレスを使う」にチェックを入れ、以下のように設定
- IPアドレス:192.168.1.100(ルーターで設定したもの)
- サブネットマスク:255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ:192.168.1.1(ルーターのアドレス)
- 優先DNSサーバー:8.8.8.8(GoogleのDNSを推奨)
- 代替DNSサーバー:8.8.4.4
- 設定を保存し、PCを再起動する
これで、PCのIPアドレスが固定され、ルーターを再起動してもポート開放の設定が維持されるようになります。
DDNSを利用する
マインクラフトのマルチプレイで友達と遊ぶためには、グローバルIPアドレス を使ってサーバーに接続します。しかし、一般的な家庭用インターネット回線では、プロバイダの仕様によってIPアドレスが定期的に変更されることがあります。
この問題を解決するために、DDNS(ダイナミックDNS) を利用すると便利です。
DDNSとは?
DDNS(ダイナミックDNS)とは、変動するグローバルIPアドレスに固定のドメイン名を割り当てるサービス です。例えば、以下のような使い方ができます。
- 通常の接続方法:
123.45.67.89:25565
(グローバルIPアドレス) - DDNSを使った接続方法:
myserver.ddns.net:25565
(固定のドメイン名)
これにより、IPアドレスが変わっても、同じアドレスで接続できる ようになります。
無料で使えるDDNSサービス
以下のような無料のDDNSサービスを利用すると、簡単に設定できます。
サービス名 | URL |
---|---|
No-IP | https://www.noip.com |
Dynu | https://www.dynu.com |
FreeDNS | https://freedns.afraid.org |
DDNSを設定する手順
- DDNSサービスに登録する
- No-IP などのサイトにアクセスし、アカウントを作成する
- 好きなホスト名を登録(例:
myserver.ddns.net
)
- ルーターにDDNSの情報を設定する
- ルーターの管理画面にログイン
- 「DDNS設定」または「ダイナミックDNS」の項目を開く
- サービスプロバイダー(No-IP など)を選択
- 登録したアカウント情報を入力し、保存
- PCにDDNSクライアントソフトを導入する(必要な場合)
- No-IPなどは専用のクライアントソフトを提供している
- インストールしてログインすると、自動でIPアドレスを更新
- マイクラサーバーのアドレスを変更
- 友達に「myserver.ddns.net:25565」を教える
- これで、IPアドレスが変わっても常に接続可能
まとめ

マインクラフトのマルチプレイを楽しむためには、ポート開放が必要です。本記事では、以下の手順を解説しました。
- ルーターの設定を変更し、ポートフォワーディングを設定する
- Windowsファイアウォールでポートを許可する
- ポート開放の確認方法(オンラインツール・友達の接続テスト)
- セキュリティ対策(不正アクセス防止・IPアドレス管理)
- 快適に遊ぶための追加設定(IP固定・DDNS)
これらの手順をしっかり行えば、安心してマイクラのマルチプレイを楽しむことができます。ぜひ試してみてください!