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草壁シトヒ
ブロガー
普通の会社員でブログ歴は10年以上。

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無料版『Tenorshare 4DDiG』は何ができる?使い方と注意点を完全ガイド

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「しまった!」と思った瞬間のデータ消失。大切な写真や仕事のファイルが消えてしまった時の絶望感は、言葉にできません。そんな緊急事態に、一筋の光を差し伸べてくれるのがデータ復元ソフトです。中でも、私が注目しているのが『Tenorshare 4DDiG』です。

今回は、この4DDiGの無料版に焦点を当て、一体どこまでできるのか、その実力と正しい使い方、さらには利用する上での注意点まで、データ修復のプロの目線で徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたも冷静にデータ復旧へ取り組めるようになります。

タップできる目次

Tenorshare 4DDiGの無料版でできること

Tenorshare 4DDiGの無料版は、ただのお試し版ではありません。特定の条件下で強力なデータ復元ツールとして機能します。私が実際に使ってみて感じた、その実力を詳しく解説します。

※無料版の復元容量は、ソフトをインストールした直後は500MBまでです。FacebookまたはX(旧Twitter)で4DDiGに関するポストを共有することで、最大2GBまで拡張されます。

無料版有料版 (Pro)
データ復元容量最大2GBまで無制限
スキャン機能無制限無制限
プレビュー機能無制限無制限
起動しないPCからの復元非対応対応
破損した写真・動画の修復機能制限あり高度な修復に対応
テクニカルサポート限定的または無し優先サポート

無料版でできること

無料版の最大の魅力は、有料版購入前に「本当に復元できるか」を自分の目で確かめられる点です。具体的にできることをリストアップしました。

  • 無制限のスキャンとプレビュー|失われたデータを見つけ出すスキャン機能と、そのファイルが正常に復元できるかを確認するプレビュー機能は、回数や時間に制限なく利用できます。これは、お金を払う価値があるかを見極める上で非常に重要な機能です。
  • 最大2GBのデータ復元|特定の条件を満たすことで、最大2GBまでのデータを無料で復元できます。最初は500MBが上限ですが、ソフトウェアの共有機能を使うことで1.5GBが追加され、合計2GBの復元枠を確保できます。
  • 幅広いデバイス対応|パソコンの内蔵HDDやSSDはもちろん、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、デジタルカメラなど、さまざまなデバイスからのデータ復元に対応しています。
  • 2000種類以上のファイル形式に対応|写真(JPG, PNG)、動画(MP4, MOV)、文書(Word, Excel, PDF)といった一般的なファイルから、専門的な形式まで幅広く復元を試みることができます。

無料版でできないこと

一方で、無料版には明確な制限が存在します。これらの制限を理解しておくことが、後々のトラブルを避ける鍵となります。

  • 2GBを超えるデータの復元|復元したいデータの合計が2GBを超える場合は、有料のPro版へアップグレードする必要があります。大容量の動画ファイルや大量の写真を失った場合は、無料版だけでは対応しきれません。
  • 起動しないPCからのデータ救出|システムクラッシュなどでWindowsやMacが起動しなくなった場合、そこからデータを救出する「起動ディスク作成機能」はPro版限定の機能です。無料版ではこの機能は利用できません。
  • 専門家による優先サポート|データ復元中にトラブルが発生した際に頼りになる、専門スタッフによる優先的なカスタマーサポートは有料版ユーザー向けのサービスです。無料版ではサポートが限定的になります。

有料版でできることと料金設定

2GB以上のデータを復元したい場合や、より専門的な機能が必要な場合は、有料版へのアップグレードが必要です。有料版では、復元容量が無制限になるほか、クラッシュしたPCからデータを復元する機能などが解放されます。

料金プランは、利用期間に応じて選べる3つのライセンス形態があります。私がおすすめするのは、長期的な安心感を考えると永久ライセンスです。

各ライセンス料金は時期によってかわるのでTenorshare 4DDiGの公式サイトをご確認ください。

ライセンス種類特徴こんな人におすすめ
月間ライセンス1ヶ月単位で利用できるサブスクリプションプラン。短期間だけデータ復元機能を使いたい方、まずはお試しで使ってみたい方。
年間ライセンス1年間の利用が可能で、月間ライセンスよりも割安な価格設定。定期的にデータ復元の必要性が生じる可能性がある方、長期的な安心感を得たい方。
永久ライセンス一度の支払いで永続的に利用できる買い切りプラン。今後も継続してPCを使い続ける上で、いつでもデータ復元の備えをしておきたい方。
有料版4DDiGのライセンス形態

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4DDiG利用前に知っておくべき注意点

データ復元作業は、繊細な外科手術に似ています。手順を一つ間違えるだけで、助かるはずだったデータが永遠に失われる危険があります。私がいつも口を酸っぱくして言っているのが、作業前の「準備」の重要性です。

これから説明する3つの鉄則は、データ復元の成功率を最大化するための絶対条件です。このルールを無視して作業を始めると、取り返しのつかない事態を招きかねません。

復元するドライブに一切の書き込みしない

これが最も重要な鉄則です。ファイルが「削除」された直後、データそのものはまだドライブ上に残っています。しかし、そのドライブでPCを使い続けたり、新しいファイルを保存したりすると、その残っていたデータの上に新しい情報が「上書き」されてしまいます。

一度上書きされたデータは、完全に破壊され、いかなる高性能なソフトを使っても二度と元には戻りません。データが消えたと気づいた瞬間、そのドライブでのあらゆる操作を直ちに中止してください。

別のドライブに4DDiGをインストールする

データ復元ソフトのインストールも、ディスクへの「書き込み」行為です。もし、データを失ったドライブ(例|Dドライブ)に4DDiGをインストールしてしまうと、そのインストール作業自体が、復元したい大切なデータを上書き破壊する可能性があります。

これは絶対にあってはならない事態です。したがって、4DDiGは必ず、データを失ったドライブとは別の物理ドライブ(例|Cドライブや外付けUSBメモリ)にインストールしてください。

復元したファイルは元の場所に保存しない

スキャンで無事にファイルを見つけ出し、復元する段階でも注意が必要です。復元したデータを、元々そのデータがあったドライブに保存してはいけません。

この行為もまた、復元プロセス中にまだ復元されていない他のファイルを上書きしてしまうリスクを伴います。復元データの保存先は、必ず元のドライブとは異なる、別の健全なドライブ(外付けHDDや新しいUSBメモリなど)を指定しましょう。

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4DDiGのインストール方法と使い方

4DDiGの操作は非常に直感的で、PC初心者でも迷うことはありません。私が実際に行う手順に沿って、インストールから復元までの流れを分かりやすく解説します。

インストールの手順

復元作業の第一歩は、ソフトウェアの準備です。

STEP
公式サイトからダウンロード

Tenorshare 4DDiGの公式サイトにアクセスし、無料版のインストーラーをダウンロードします。

STEP
インストール先の選択

ダウンロードしたインストーラーを起動します。この時、前述の注意点を守り、インストール先が復元対象のドライブになっていないか確認し、必ず別の健全なドライブを指定します。

スキャンとプレビューの手順

ここからが本格的な復元作業です。まずは、失われたデータを見つけ出し、復元できるかを確認します。この段階は完全に無料で行えます。

STEP
復元場所の選択

4DDiGを起動すると、コンピューターに接続されているドライブや場所の一覧が表示されます。ここから、データを失った場所、例えば「ローカルディスク (D:)」や「ごみ箱」、「デスクトップ」などを選択します。

USBメモリやSDカードから復元したい場合は、先にPCに接続しておくと、この一覧に表示されます。

STEP
スキャン対象のファイル形式を選択

復元したいファイルの種類が分かっている場合は、スキャン対象を絞り込むことをおすすめします。「写真」や「ドキュメント」など、目的のカテゴリにチェックを入れることで、スキャン時間を大幅に短縮できます。

もし何が消えたか分からない場合は、すべてのファイル種類を選択したままスキャンを開始します。

STEP
スキャンの実行と結果の確認

スキャンが始まると、見つかったファイルがリアルタイムで画面に表示されます。最初は高速な「クイックスキャン」が、続いてより詳細な「ディープスキャン」が自動的に実行されます。

スキャン完了後、ファイルは種類ごとに分類されます。「フィルタ」機能を使えば、ファイル名や更新日時で結果を絞り込めるので非常に便利です。

復元と保存の手順

プレビューで目的のファイルが見つかったら、いよいよ復元のステップに進みます。ここからは無料版の容量制限が関係してきます。

STEP
プレビューで復元できるか確認

復元したいファイルが見つかったら、ダブルクリックしてプレビュー画面を開きます。ここで画像が正しく表示されるか、ドキュメントの内容が読めるかなどを確認します。

プレビューで内容が確認できれば、そのデータは高い確率で正常に復元できます。これが、4DDiGの信頼性を裏付ける素晴らしい機能です。

STEP
復元ファイルの選択と保存

プレビューで確認した復元したいファイルにチェックを入れ、画面右下の「復元」ボタンをクリックします。すると、保存場所を尋ねるウィンドウが表示されます。

ここで非常に重要なのが、必ずデータを失ったドライブとは別の場所を保存先に指定することです。例えば、Dドライブから復元したデータは、Cドライブや外付けHDDに保存します。

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無料版4DDiGと他のデータ復元ツールの比較

データ復元ソフトは4DDiGだけではありません。ここでは、主要な競合ツールと4DDiG無料版を比較し、それぞれの特徴を明らかにします。あなたに最適なツールを選ぶための参考にしてください。

ソフトウェア名無料復元容量OSサポートUI/使いやすさ特徴
Tenorshare 4DDiG Free2GB (SNSシェア要)Win/Mac★★★★★操作が非常に簡単で高性能。初心者でも安心。
EaseUS Data Recovery Wizard Free2GB (SNSシェア要)Win/Mac★★★★★4DDiGの最大のライバル。実績豊富で信頼性が高い。
Recuva無制限 (基本機能)Windowsのみ★★★☆☆容量無制限で使える無料ソフトの定番。Mac非対応が難点。
Disk Drill Free500MB (Windows)Win/Mac★★★★☆デザイン性が高く、データ保護機能も搭載。無料容量は少ない。

この表から分かるように、使いやすさと2GBという復元容量のバランスを考えると、Macユーザーも含めた多くの初心者にとって、4DDiGまたはEaseUSが良い選択肢となります。Windowsユーザーで、とにかく無料で大容量のデータを復元したい場合は、Recuvaが強力な候補になります。

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Tenorshare 4DDiGに関するよくある質問

ここでは、4DDiGに関して多くの人が抱く疑問に、Q&A形式でお答えします。

運営会社のTenorshareはどんな会社?

Tenorshareは、2007年に設立されたソフトウェア開発会社です。香港に拠点を置き、世界中のユーザーに向けてPCやスマートフォンの問題を解決するツールを提供しています。

主力製品は、今回紹介したデータ復元ソフト『4DDiG』シリーズのほか、iPhoneやAndroidのシステム修復、データ転送、パスワード解除など、多岐にわたります。その技術力と製品の使いやすさから、世界的に高い評価を得ている企業です。

壊れたHDDからデータは取り出せる?

HDDの「壊れ方」によって答えが変わります。

論理障害の場合|取り出せます

「誤って削除した」「フォーマットしてしまった」といった、プログラム上の問題(論理障害)であれば、2GBまでなら無料版4DDiGで非常に高い確率でデータを救出します。

物理障害の場合|取り出せません

「HDDからカチカチと異音がする」「PCが全く認識しない」といった、物理的な部品の損傷(物理障害)が原因の場合、ソフトウェアでは対応できません。この場合は、すぐにPCの電源を切り、専門のデータ復旧業者に相談してください。

壊れたSDカードからデータは取り出せる?

これもHDDの場合と全く同じです。論理的なエラーが原因でデータが見えなくなったSDカードであれば、4DDiGは非常に有効なツールです。

SDカードが物理的に割れていたり、折れ曲がっていたりする場合は、残念ながらソフトウェアでの復元は不可能です。

ゴミ箱から削除したファイルの復元はできる?

ゴミ箱内のデータ復元は4DDiGが最も得意とする復元シナリオの一つです。ゴミ箱を空にしてしまった後でも、データが上書きされていなければ高い確率で復元できます。

4DDiGのメイン画面には「ごみ箱」というスキャン場所が用意されており、ここを選択するだけで簡単にごみ箱から削除されたファイルをスキャンできます。

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まとめ

私が今回徹底的に検証した結果、Tenorshare 4DDiGの無料版は、非常に強力で信頼できるデータ復元ツールであると断言します。特に、その直感的で分かりやすい操作性は、データを失い冷静さを失いがちな状況において、何よりの助けとなります。

2GBまでという制限はありますが、スキャンとプレビュー機能が無制限に使えるため、「自分のデータが復元できるのか」を無料で確認できる価値は計り知れません。失ったデータが2GB以内であれば、無料版だけで問題が解決する可能性も十分にあります。

データ消失という絶望的な状況に直面した時、諦める前に、まずはこの4DDiG無料版を試してみてください。この記事が、あなたの大切なデータを取り戻すための一助となれば幸いです。

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